最新の根管治療(エンドドンティクス)では、技術と材料の進化により、より高精度で成功率の高い治療が可能になっています。以下に、現代の根管治療の主な進展と特徴を挙げます。
目次
1. 拡大鏡や歯科用マイクロスコープの活用
- 歯科用マイクロスコープは、従来の目視では確認できなかった細かい根管内の状態を詳細に確認できるため、根管の清掃や成形の精度が向上します。
- 微細な根管や分岐を見逃すリスクを大幅に減らせます。
2. ニッケルチタン製ファイルの使用
- 柔軟性が高いニッケルチタン製のファイルを使用することで、湾曲した根管にも対応でき、根管の成形がより正確かつ安全に行えます。
- 従来のステンレススチール製ファイルよりも根管を破損するリスクが低いです。
3. 超音波機器とレーザーの導入
- 超音波機器は、根管内の汚れや感染物質を効率的に除去します。
- レーザー治療は、根管内の殺菌効果が高く、炎症や感染を抑えるのに有効です。さらに、治癒期間を短縮する可能性があります。
4. 生体材料の進化
- MTA(ミネラルトリオキシドアグリゲート)やバイオセラミックスなどの新しい充填材は、生体親和性が高く、封鎖性に優れており、治療後の再感染リスクを軽減します。
- 特に、難治性のケースや根尖周囲病変への対応に有効です。
5. CBCT(歯科用コーンビームCT)の活用
- 3D画像を用いたCBCTは、根管の構造や病変の位置を詳細に把握できるため、より正確な診断と治療計画が可能になります。
6. デジタルデンティストリー
- デジタル技術により、治療前後の精密な記録が可能であり、治療計画や結果の確認が容易になっています。
- AIを活用した画像診断技術も徐々に導入されています。
7. 無痛治療技術の向上
- 新しい局所麻酔薬や麻酔技術の進化により、患者の痛みや不快感を最小限に抑えることが可能になっています。
最新の治療のメリット
- 成功率の向上: 高精度の機器や材料により、再感染や失敗率が低下。
- 患者の負担軽減: 治療時間の短縮や無痛化技術により快適性が向上。
- 治癒の迅速化: 最新技術が治癒プロセスを促進。